過日、駅頭にて朝のご挨拶をさせていただきました。
立春が過ぎたとは言え、その朝は凍りつく寒さでした。
寒い中、朝早くから勤務先に向かう皆様を拝見し頭の下がる思いになります。党の体たらくで厳しい
反応のある中で、忙しく小走りで向かっている最中に笑顔で会釈をしてくださる方に励まされます。
そんな中、70才後半を迎えているだろうおばあさんが駅から私の方へ向かって参りました。
私はマイクを止め、おばあさんと向き合いましたら「私は区から仕事を頂いて朝に昼に晩に駅のトイレ
の掃除来ているんだよ。いつもご苦労さまね。あんたのたすき姿は似合うね。選挙はあるのかい。
そのたすきをいつまでも身につけられるように頑張りなさい」と涙目で意味深長なことを言われまし
た。私も思わず目頭が熱くなり握手をしましたら、手袋が一対ではなく形も大きさも違うものでし
た・・。寒い中、朝早くにひと仕事を終えているおばあさんに敬意を表しますとともに、いつも見てくれ
ていて温かい言葉を涙をにじませながら声を掛けてくださったお気持ちが嬉しく、胸が詰まる思いでし
た。朝の駅頭立ちにおいても、毎日人間ドラマがあり、勇気づけられます。