新しい年を様々な思いでお迎えのことと存じます。
昨年は、未曾有の大地震によって多くの尊い命が犠牲になり、日本中が悲しみに包まれました。
一方で、人と人、人と地域とのつながりなど絆の大切さを改めて認識させられる一年でもありました。
一日も早い震災復興を願い、復興財源約一兆円を所得税、法人税の引き上げで賄うことが決定しま
した。そして、年末には党内の税制調査会に於いて、「消費税増税の大議論が連日なされていまし
た。少子高齢化社会を迎える中、将来消費税増税はやむなくと言うのが多くの国民の声だと思いま
す。しかし、現在の円高、デフレ不況下で景気を冷やし、経済を悪化させる安易な消費税増税には
断固反対であります。
寧ろ、政府は日銀間と政策協定を締結し、インフレターゲットを設定した上で日銀による金融緩和
策を講ずるべきであります。今こそ大胆な財政出動を行うべきであり、野田総理に対して私は「政権
交代時に鳩山代表が国民と約束した4年間消費税の増税を行わないと訴えたことに対する整合性は
どうなるのか」と質しました。
ムダの削減をし、景気を浮揚することが先決であります。
本年もご支援の程、宜しくお願い申し上げます。