TPPとは、中野剛志 准教授(京都大学大学院工学研究科)によれば自由貿易協定を過激にした
ものであると指摘をしています。それは関税の即時撤廃、関税撤廃の例外を認めないとの特徴に
あります。24分野にわたって財の貿易だけでなく、サービス、政府調達、知的財産金融、人の移動
、農業、金融、医療、弁護士サービスなど包括的な協定。ある意味、対日侵略が用意されています。
オバマ大統領の課題は、米国の雇用を拡大することであり、米国の輸出倍増計画を進めることで
あります。TPPに日本が参加した場合、9カ国に占める日米の貿易額は実に90%を占めており
実質日米FTAとも言われております。「対日年次規制改革要望書」に代わる「日米経済調和対話
」に対日政策が示されています。我が国のタフな外交交渉が求められます。