先日、3月10日東京大空襲から65年目を迎えました。各地で慰霊法要が営まれ、私も参列させていただきました。一夜にして焦土と化し、下町地域だけで約10万人の死者を数え、私の選挙区の墨田区だけでも約6万人を超える方が天に召されました。
これだけ甚大な被害を被ったに関わらず、「広島」「長崎」のように世間には認知されておりません。昨年12月、東京大空襲被害者で構成された原告団が国に対し、謝罪と賠償を求めた集団訴訟において請求が棄却されてしまいました。
しかし、判決の中で、「原告団の苦痛と労苦」と「国家の道義的責務」が認められました。
軍人、軍属との区別なく戦争による、空襲一般被害者を救済する立法措置に向けて尽力して参りたいと思います。今日までいまだ置き去りにされてきた戦後処理、戦後補償のあり方を今こそ見直し、私たち次の世代が過去の歴史を継承して、恒久平和を希求していかなければなりません。御霊のご冥福をお祈り申し上げ、御遺族皆様のご多幸を祈念いたします。
菊川三丁目町会様主催 夢違地蔵尊慰霊法要にて