墨田区でいつもお世話になっているパン屋さん兼、喫茶店にて。
パン屋さんのご主人は、地域の顔役で、面倒見の良い、いわゆる「下町のオヤジ」さんです。
従って長年、自民党を先頭きって応援されて来られました。
しかし今回、日常のお付き合いを通して、陰ながらご支援を頂きました。
そのご主人が、
「民主党には期待もするけどマニフェストが多すぎて、実行するのが大変だな。
八ッ場ダムの対応は良くないな。住民のことを第一に考えて、政治決着して欲しいな。」と
おっしゃっておられました。
いつもご主人にコーヒーをご馳走になっているばかりで、スタッフと伺った私は、
さすがに今回はお支払しないとと思い、五千円札を差し出したところ、
「どうしても払いたいのか。わかった。」とご主人。
おつりは、千円札が5枚でした。
「また来いよ。」下町の粋を感じる場面でした。
政治は国民の最大公約数の幸せを考えなければなりません。
しかし、100%はあり得ません。
マニフェストに掲げたことを忠実に実行することは勿論のこと、そこに住民感情が交錯する難しさ。
「下町の粋」を学ばせて頂きました。