ただ今、通常国会開会中ですが、公務員の「天下り」「渡り」の問題が大きくクローズアップされています。
公務員の「天下り」「渡り」は今に始まった問題ではなく、32年も前の新聞に報道されています。いわば、政府与党は長い間、改革を放置し続けて参りました。私はふと・・「おおきくなったら、官僚になって天下りするんだ。」と言っていた同級生を思い出しました。その話を聞いたのは確か、小学校1年生の頃(笑)です!
麻生総理は3月までに政令で省庁の「渡り」のあっせんを禁止する、との方針を示しておりますが、果たして「渡り」が無くなるのでしょうか?
中央集権体制における官僚の圧倒的地位という権力構造上の問題が「天下り」「渡り」が生じる背景の第一にあります。
そして、省庁から任官された同期の中の1人がその省庁のトップ、事務次官に就任した場合には一斉に退官するというような悪しき習慣があります。加えて、退官した先輩たちの再就職先の公益法人等を規制・法律等で作り出す仕事が組織から評価される、また、発注などを見返りに省庁OBを企業等に受け入れさせる事が省内で出世をする要件であるかのような、国民の利益と反する組織の論理。
「天下り」「渡り」は巨大な権力を行使しての組織ぐるみの行為なのです。それを省庁による「渡り」のあっせんを政令で禁止しただけで、「天下り」・「渡り」がなくなるとは到底思えません。
↓「国民の生活が第一。」とお訴えしています。
民主党は2007年の第166回通常国会において「天下り根絶法案」を提出しております。政権交代によって「天下り」「渡り」を根絶し、私たち国民の手に大切な税金を取り戻しましょう。